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しごと 事例2 廣田好美さん
しごと 事例3 岡アユ美さん
しごと 事例4 笹岡郁子さん
しごと 事例5 坂岡洋子さん
しごと 事例6 高亜希さん
しごと 事例7 大森律子さん
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まなび 事例2 尾崎礼子さん
まなび 事例3 YUKIEさん
市民活動 事例1 山本愛さん
市民活動 事例2 渡辺和香さん
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「教育」を柱に新事業へのチャレンジ 野茂投手の名前を会社名に

笹岡郁子さん

笹岡郁子さんの写真
プロフィール

有限会社ノモ・ソリューション代表。人材育成会社を立ち上げ、仕事の悩み電話相談や社員研修・講演会講師など多数。現在は教育を中心とした新しい結婚仲介事業の立ち上げにも取り組んでいる。「一人立ちネット」、 著書に「十五歳の決断」(碧天舎)。

学歴・資格・コネ、何もないところからスタートし、キャリアアップを重ねた笹岡さん。「24時間をどう生きるかが大切」「プロ意識が必要」という言葉は、実感がこもっていて、強く心に響く。

「学歴ナシ・資格ナシ・コネナシ」からのキャリアアップ
高校卒業後、まず、外資系化粧品会社の営業社員として勤務していた笹岡さんは、このままでは何も身につかない、と経理を勉強して転職した。大手派遣会社の管理部門でITプロジェクト責任者に抜擢されたが、会社からの要求は無理難題の連続だった。その壁をひとつずつ乗り越えてきた笹岡さんは「大変だったけど、ここで『プロ意識』を学びました」。続いて、中堅外食産業の会社再建に管理職として挑んだ時期には、男性社会の中で女性が活躍することへのやっかみや反発も受けた。

こうしたさまざまな経験から、笹岡さんは会社発展に大切なのは「人の教育」であることを痛感し、平成15年、人材育成会社を立ち上げる。社名を「ノモ・ソリューション」と名付けたのは、彼女が敬愛するメジャーリーガー・野茂英雄投手の生き方を人々に提案し、勇気と元気を発信したいからだった。「バッシングを受けながらも、『雑音は関係ない。俺は野球をしに行くだけ』と渡米し、新しい道を開いた野茂投手の勇姿がいつも私のエネルギーでした」。

私生活と仕事は一体のもの

人材育成ときけば、どうしてもキャリア面だけをイメージするが、笹岡さんははっきりと否定する。「大切なのは24時間の環境を整えること。テレビを見ながらでき合いの物を食べ、お酒を飲み、だらだらと時を過ごし眠る。そして翌朝また仕事に出かける。そんな日々の繰り返しではなく、例えば本を読む、部屋をきれいに片付けるなど、自分を取り囲む環境を整える努力を重ねていくことです。そうすれば仕事は良い方向に変わります」。

「仕事の悩みを持つ人は多いが、それを解決するには仕事の時間内をコンサルタントするだけでなく、仕事以外の時間の過ごし方を変えるアドバイスをしなければならない、そういうアドバイスが可能な会社でありたい」と言う。人材育成とは、その人のライフスタイルそのものを整えていくこと、そんな彼女の思いが見えてくる。

本人からのメッセージ
事を成し遂げるには、その事そのものだけではなく24時間をどう生きるかが大切。 健康、環境を整えながら家族に愛情を注ぐこと。 まわりのすべての人たちに声をかけあい関わりあうこと。 それがきちんとできれば、必ず道は開けてきます。