起業は目標じゃない、
ひとつの手段
株式会社ラヴィコーポレーション
代表取締役 高須賀 千絵さん
「これからの女性は自己実現をめざしながらも、妊娠・出産・育児の体制を自分で考え、整えていく必要がある。」
“妊娠してから”“子どもがほしくなってから”では遅い!
私は、大学在学中に看護実習を通して、「妊娠可能な時期の女性に、妊娠を見据えたカラダ作りを意識しながら働ける環境と女性教育の場を作っていきたい」と考えていました。しかし、その夢を実現できる方法が見当たらず、「世の中にないのなら作ろう!」と、ごく単純な理由で起業を決め、@「まずは助産師になる」、A「起業に関する情報が収集できる場や人と繋がる」、B「会社にする」という8カ年計画がスタートしました。
社会人となり、助産師の仕事は半人前、夜勤も多く、目の前の仕事に染まってしまう日々に不安を感じていた頃、自分には「社会の常識がない、活動拠点がない、専門家との繋がりがない」ことに気づきました。そんな時、大阪市の広報で「女性起業家サポート」の文字が目に留まり、「逃げないための環境を作ろう」と、チャレンジ・オフィスの選考試験を受けました。入居後、起業に関する学びだけでなく、人としての在り方、自分を律することの重要性、クリエイティブな生き方・働き方についてご指導いただきました。「どんな仕事をしようか」という以前に、「自分がどう在りたいか」が重要。常に原点を振り返る場であり、今でもすべての土台となっていると感じています。
ワクワクの想いがモノづくりの原点
創業して2年ほどすると、想いに共感してくださる方や経営者との交流が多くなり、人とのご縁や仲間の優しさには何度も救われました。一方で、自分が動かないと何も生まれないことの恐怖や、仕事の悩みを共有しにくいことから孤独感や心細さを感じることもありました。自分の未熟さに凹み、責任の重さを痛感し、事業は日々試行錯誤の繰り返し。それでも、自分達で作り上げていくことができるビジネスは、常に『ワクワク』しますし、本当に充実しています!私自身の成長なしには組織の成長もない、そういった想いをもちながら、今後もクリエイティブに生きていきたいと思っています。
叶えたい夢や秘めた想いがあるのであれば、是非大切に育んでください。考えていることを言葉にし、口に出し、小さなことからでも行動に移してみる。私は、チャンスも、人も、ご縁も、すべては自分の強い想いに引き寄せられると実感しています。
株式会社ラヴィコーポレーションホームページ http://lavie-co.jp/
高須賀さんのブログ http://ameblo.jp/life-chie
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